【アロマオイル:スイートオレンジ】おすすめの使い方

アロマオイルにはさまざまな種類があり、香りや特徴、使い方などもさまざまです。スイートオレンジのよい影響や使い方を知っていますか。

どのようなよい影響があって、どのように使えば効果的に使えるのか知りたいですよね。

ここでは「スイートオレンジ」について、初めて使う人に向けてわかりやすく紹介していきます。おすすめの使い方も参考にして、お気に入りのアロマオイルを見つけてください。

わかりやすいように「アロマオイル」と使っていますが、本文中の「アロマオイル」は、合成香料が含まれていない植物から抽出した100%天然の「エッセンシャルオイル(=精油)」のことを指しています。

目次

アロマオイル「スイートオレンジ」とは?

オレンジは樹高10mほどに育つ常緑樹で、アロマオイル(=エッセンシャルオイル=精油)は果皮から圧搾法で抽出されます。

オレンジの原産は、中国やインドのアッサム地方とされています。中国では、起源前4世紀にすでに文献で紹介されています。

16世紀初頭にポルトガルの商人によってヨーロッパに食用として広められ、その後アメリカ大陸に運ばれたようです。現在では、地中海沿岸やアメリカ西海岸、フロリダなどが主産地になっています。

オレンジには、スイートオレンジやビターオレンジ、ブラッドオレンジなどたくさんの種類がありますが、ここではスイートオレンジを紹介します。

果皮から採れるオレンジの香りは、果実そのもののように、心地よいさわやかな香りです。刺激はほとんどなく、作用が穏やかなのが特徴です。

アロマオイル「スイートオレンジ」の基本情報

オレンジの基本情報は、次の通りです。

学名Citrus ×sinensis
科名ミカン科
抽出部位果皮(外皮)
抽出方法圧搾法(冷搾)
芳香化学成分(主な成分)モノテルペン炭化水素類
 ・リモネン(94.5%)
 ・ミルセン(1.8%)
香りさわやかでフレッシュな香り
ノートトップノート
香りの強さ弱い
相性のよいアロマオイルシナモンパーク
フランキンセンス
ゼラニウム

アロマオイル「スイートオレンジ」のよい影響とおすすめの使い方

オレンジの心や体、肌に与える影響と使い方を紹介します。オレンジを使うときの参考としてください。

注意! アロマオイルは医薬品ではないので、効果を保証するものではありません。ご了承ください。

心に働きかける

オレンジの甘くさわやかな香りによって、心身ともに癒されます。また、リラックス効果とともに、気分を明るくする効果も期待できます。アロマディフューザーなどで空気中に散布するとよいです。

眠るときには枕元に、ティッシュなどにオレンジのアロマオイルを1~2滴垂らして置いておくことで、安眠効果も期待できます。

リラックス、不安解消、高揚、安眠 など

体に働きかける

消化器系を刺激して消化液の分泌の促進をしたり、血液の循環をよくし冷え性の改善を図ったりすることが期待できます。また、解毒作用もあり、体の調子を取り戻すことにも期待できます。

足裏のツボに1、2滴塗ってマッサージするのがおすすめの使い方です。腹痛のときは、キャリアオイル約15mLにオレンジを3滴程度の割合で混ぜて、腹部を優しくなでるようにするとよいです。

消化促進、血行促進、解毒 など

肌に働きかける

血行を促進し老廃物を排出する効果が期待でき、むくみ改善に期待できます。また、ビタミンCの吸収を助ける効果、保湿効果も期待できます。

キャリアオイル15mLにオレンジを4~6滴の割合で混ぜて、肌を優しくマッサージします。

発汗、老廃物排出、保湿 など

原液を肌に塗布したあと12時間以内は、直射日光を避けてください。また、皮膚を刺激することがあるので、敏感肌の人は注意が必要です。

暮らしの中で

オレンジは、心や体、肌だけではなく、油性汚れに強いリモネンの作用で掃除でも活躍します。約450mLにオレンジを10滴程度を加えると、拭き掃除に使えます。

アロマディフューザーで使うことで、空気清浄の効果も期待できます。

油汚れ掃除、空気洗浄 など

オレンジは、プラスチック類を溶かすため、プラスチックのバケツや洗面器を使う際は注意が必要です。

アロマオイル「スイートオレンジ」のまとめ

スイートオレンジは、リラックス、不安解消、高揚、安眠、消化促進、血行促進、解毒、発汗、老廃物排出、保湿、油汚れ掃除、空気洗浄などさまざま効果が期待できます。

ただし、アロマオイルは医薬品ではないので、効果を保証するものではないことを理解した上で、生活スタイルに合わせて、スイートオレンジを生活の中に取り入れてみてください。

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