かわいい我が子がヨチヨチ歩けるようになった時に、成長に嬉しさと寂しさを感じます。
ファーストシューズ選びで靴の選び方を間違うと、一生の体の土台が崩れたり、運動神経に影響が出たりするなど衝撃の事実があるようです。
今回は、初めてのファーストシューズ選びのポイントや重要性について詳しくお伝えしていきます。
なぜファーストシューズ選びが重要なのか

足は、体の中でも不調が出にくく、痛みもあまり感じ取れないため、特別足の健康に気を使っているという方は少ないのではないでしょうか。
しかし、足は全身を支える土台であるため、靴選びが要(かなめ)となります。
正しいファーストシューズ選びが必要な理由が以下の通りです。
- 「靴が合わず歩きたくない → 体力低下 → 歩く時間が減る」という負のループ
運動している時間が長いほど、運動神経が良くなったという研究結果もあるので、運動神経の低下につながる
- 「土踏まず」の形成は、3~6歳が特に重要な時期
土踏まずがあることで、正しい姿勢が取れて、体もうまく使えるので、運動神経がよくなる。
偏平足(土踏まずがない状態)は、姿勢が崩れやすく、足裏からの衝撃を受けるため、疲れやすい(腰痛や猫背の原因)。
- 一生の足は、6~8歳の内に8割が完成されるが、子どもの内は足の骨が軟らかく変形しやすい
ファーストシューズ選びの重要性がわかりましたか。さらには、運動神経にこんなにも直結しているのなら、親としてはがんばってファーストシューズ選びに力を入れていきたいものです。
誤ったファーストシューズ選びの危険性

現在、9割の子に足の変形があると言われており、その原因のひとつが誤ったファーストシューズ選びです。
最近は、安価でデザイン性の高い靴もいっぱいありますから、子どもが気に入った靴を買ってあげたいものです。しかし、そんな靴の中には機能性が低いという落とし穴もあるので、要注意です!
小さい靴を履き続けると、以下のような危険性があります。
- 巻き爪
- 外反母趾
- 浮指(地面に足を付けた時に、指が地面から浮いている状態のこと)
- 猫背
- ひざの痛み
- 股関節の痛み
- O脚
大きい靴を履き続けると、以下のような危険性があります。
- 脱げないように足に余計な力が入る
- 重心が踵にかかる
- 踵に重心がかかっているので、後ろに倒れないように頭と肩を前にしてバランスを保つ
- 猫背など姿勢が崩れる
このようなファーストシューズは避けたい

靴の中でも、機能性が高い靴の特徴をお伝えしましたが、具体的にこんな靴は避けたいというのを詳しくお伝えしていきます。
- キラキラ光る靴…靴底が固い
- 樹脂製のサンダル…固定されにくく、安定性に欠ける
- 1,000円ほどの安い靴…安価に仕上げられているため、機能性が低いことが多い
- おさがりの靴…一回履いただけでも前の人の履き癖がついている
- スリッポン…マジックテープがなく固定しにくい、脱げやすく余計な力が入る
意外とこれらの靴は、可愛かったり魅力的だったりするので、履いているお子さんは多いですよね。
日常的に履いてしまうと、足作りに支障がでる可能性が高いですが、たまにおしゃれの一環として履いて楽しむという感覚でも良いかもしれないです。
ファーストシューズのサイズ測定方法

靴のサイズ測定には、3つのポイントがあります。
- 足長…踵の一番出ている部分から1番長い指先まで測る(測ったサイズより+0.5~1.0㎝がベストサイズ)
- 足幅…親指と小指の付け根にある出っ張った部分の長さを一直線に測る
- 足囲(足の甲)…足幅と同じ部分をメジャーで一周測る
靴の試着時には、中敷きを外して、中敷きの上に立ってサイズチェックをするのがおすすめです。メジャーで細かく測るのも良いですが、ぐずってしまう子には一発で測れるこちらがおすすめです。
- 「フットメジャー」…amazonや楽天などで検索してみてください
- 靴屋さんにある「足測定器」…「〇〇市(住んでいる市町村)足測定器 靴屋」などと検索すると、お近くの足測定器がある靴屋さんを見つけられます。
![]() | 価格:890円 |

足測定器は、イヤイヤ期の2歳児でも一瞬で正確に測定できたので大助かりでした!
ファーストシューズの選び方とポイント

キラキラの可愛い靴やピカピカ光るかっこいい靴は、子どもにとっては魅力的です。
値段も機能性の良い靴と比べても同じような値段ですが、装飾にお金がかけられていることが多く、実は機能性が低いこともあります。
機能性のよい靴って高ければいいんじゃないの?と疑問がでてきますね。
ここからは、機能性の良い靴の特徴をお伝えしていきますので、ぜひ靴選びの参考にしてみてください。
- マジックテープで止められる…甲の高さを調整できる。反対にスリッポンなどは甲の高さを調整できないため、おすすめはできません。
- つま先は広く厚さがある…0.5~1.0㎝の余裕があると、指先を自由に動かせます。
- 靴のつま先が少し反っている…少し反っていたら、蹴りだしやすく、つまずきにくいです。
- 踵部分がフィットしている…踵が固定されていることで、安定して歩行できます。
- 靴底に適切な弾力がある…地面からの衝撃を吸収し、足の負担を減らすことができます。
- 足が曲がる位置で靴も曲がる
- 通気性の良い素材が使われている
あまり注意を向けない靴にも、注目してみるとたくさんの特徴があります。
機能性の低い靴を履いている際は、すぐに「抱っこ、抱っこ」と言うことがあります。親も抱っこに疲れるのですが、子どもはもっと疲れています。
初めての靴選びで、正しい靴選びについて知れた方は健康な足作りを目指してください。
人気のファーストシューズ

ファーストシューズを買うタイミングは、1人で立ち上がって数歩から10歩立ち上がれるようになった時に検討します。
次は、人気のファーストシューズをお伝えしていきます。どのメーカーも子どものために、最新の研究を重ねて靴を開発しています。
どのメーカーが合うのか、試行錯誤しながら見つけていけると良いですね。
イフミー
特徴
- 甲高、幅広の子におすすめ
- 土踏まず形成を促す中敷き
- 早稲田大学スポーツ科学学術院と丸紅フットウェアが共同開発
- 比較的お財布に優しい
価格
3,630~5,830円(税込)
※イフミー公式サイトのファーストシューズより
![]() | 価格:3440円 |

アシックス/アミュレファーストSL
特徴
- 甲低、幅狭の子におすすめ
- 裸足感覚を実践
- つま先反り上がりが良い
- ハイカットで足首まで保護
- 調整しやすい2本ベルト
価格
6,380円(税込)
※アシックス公式サイトより
![]() | 価格:5650円 |

ニューバランス
特徴
- 甲高、幅広の子におすすめ
- 型番が豊富なため、中敷にも様々な特徴があるので、試着が重要(どのメーカーにも言えることですが…)
- 安定性が抜群
- 圧倒的な人気がある
価格
5,940~6,490円(税込)
※ニューバランス公式サイトより
![]() | 価格:4750円 |

ミキハウス
特徴
- 甲高な子にも最適な面ファスナー
- 人気なブランドのため、プレゼントに最適
- デザイン性も高く、思い出として飾るときにもお洒落
価格
7,920~46,200円(税込)
※ミキハウス公式サイトより
![]() | ミキハウス正規販売店/ミキハウス mikihouse ファーストベビーシューズ(11cm-13.5cm) 価格:8250円 |

ベビーフィート
特徴
- 裸足のような感覚で歩ける
- 靴下と靴が一体化したような靴
- 室内用に履くことがおすすめ
価格
2,750~3,190円(税込)
※ベビーフィート公式サイトより
![]() | 価格:2750円 |

ファーストシューズのお手入れと保管方法

子どもが歩けるようになり、公園にお出かけするのも楽しくなってきます。すると、子どもの靴の汚れが気になってきます。
ファーストシューズのお手入れ方法
子どもの靴のお手入れ方法について紹介します。
手洗いの方法は、以下のとおりです。
- 砂やほこりを乾いている状態で払う
- スニーカーを水に15分ほど浸ける
- ブラシ(使わなくなった歯ブラシなどでOK)に中性洗剤をつけて洗う
- ぬるま湯ですすぐ
- 自然乾燥させる
手洗いのほかに、以下のような方法もあります。
- クリーニング屋に頼む
- 靴専用の洗濯ネットを使用して、洗濯機で洗う
ファーストシューズの保管方法
ファーストシューズは、我が子の初めてが詰まっている大事な靴になります。プレゼントされた場合は、より思い入れができ、保管しておきたくなります。
おすすめの保管方法をお知らせします。
- 箱や袋で保管
- クリアケース、木製の箱で保管 → 名前を入れたり、手形・足形とセットにして飾る
- リメイクしてくれるハンドメイド作家さんに頼んで保管
いつまでも、ファーストシューズをきれいに残すことで、思い出も色褪せず、いつでも素敵な気持ちになれること間違いなしです。
初めてのファーストシューズ選びのまとめ
今回は、ファーストシューズ選びの重要性とポイントをお伝えしました。
- 足は、全身を支える土台であるためファーストシューズ選びが重要となる
- 幼少期の足の骨は、軟らかく変形しやすいため、ファーストシューズ選びを間違うと運動能力の低下や姿勢の悪さや足の変形などにつながる
- 足長、足幅、足囲(足の甲)を測定し、実寸サイズより0.5~1.0㎝大きいサイズ(中敷を外して、中敷の上に立って確認)を選ぶ
- 靴の機能性は値段では決まらないので、7つのポイントを抑えたファーストシューズの見極めが重要となる
- マジックテープで止められる…甲の高さを調整できる。反対にスリッポンなどは甲の高さを調整できないため、おすすめはできません。
- つま先は広く厚さがある…0.5~1.0㎝の余裕があると、指先を自由に動かせます。
- 靴のつま先が少し反っている…少し反っていたら、蹴りだしやすく、つまずきにくいです。
- 踵部分がフィットしている…踵が固定されていることで、安定して歩行できます。
- 靴底に適切な弾力がある…地面からの衝撃を吸収し、足の負担を減らすことができます。
- 足が曲がる位置で靴も曲がる
- 通気性の良い素材が使われている
足は大きな役割を果たしています。子どものこれからの姿勢や運動能力のためにも、ファーストシューズ選びを簡単に考えずに、我が子に合う最適なファーストシューズ選びができることを願っています。