初めてでも安心!ホクロの除去方法をわかりやすく解説!

気になる位置のホクロに長年悩んでいませんか。実はそのホクロとってしまうことができます。ホクロを除去するにあたり、跡が残ったらどうしよう、痛みがあるのでは、といった不安を感じる人も多いでしょう。

今回は、ホクロ除去の治療方法や気を付けるべきポイントを紹介します。

ホクロを除去することには肌が明るく見えるなど、コンプレックスを解消でき自分に自信がもてるといったメリットがあります。

美容に興味のある方はぜひ参考にしてみてください。

目次

ホクロ除去とは

ホクロ除去というのは、レーザーやメスなどで焼いたり切除したりする治療法の中から、ホクロの大きさや深さといった状況に適した方法で、その細胞の除去を行うことです。

治療方法により、金額や施術直後の傷跡の状態に違いがあります。

ホクロとは何か

ホクロとは、肌の色の原因となるメラニン細胞が変化したことで作られた良性のできものです。変化した細胞は母斑細胞と言われます。

一般的に思い浮かべられるホクロは小さな円形で平ら、あるいは隆起しているものです。ホクロの母斑細胞は、複合母斑、真皮母斑、混合母斑の三種類に大きく分けることができます。

ホクロの種類と特徴

  • 複合母斑・・・原因となる母斑細胞が皮膚の浅いところに位置するもの
  • 真皮母斑・・・複合母斑とは対照的に細胞が皮膚の深くに位置しているもの
  • 複合母斑・・・母斑細胞が境界母斑から真皮母斑まで至っているもの

母斑細胞が皮膚の奥で増えれば増えるほど、隆起したホクロとなります。ホクロは危険性のないものですが、ホクロと酷似した悪性腫瘍に注意が必要です。

悪性腫瘍黒色種は、別名メラノーマとも呼ばれる皮膚がんの一種です。特徴として、大きさが6㎜以上、ホクロの周りがぼやけている、形が左右非対称、急激に大きくなっていくなどがあげられます。

ホクロ除去の流れ

取りたいホクロの位置と数を決めます。自分にあったクリニックを調べたらカウンセリングを受けたのち、除去が行われます。

カウンセリングでは除去したいホクロの位置や大きさの確認などが行われますので、事前に確かめておきたい点や質問したいことを考えておくとスムーズです。

治療を受けられる場所

ホクロの除去は、皮膚科や美容クリニックで受けられます。

  • 皮膚科・・・施術の勧誘があまりなく、悪性腫瘍かどうかの判断もより専門的に行える。
  • 美容クリニック・・・どれだけ傷跡を残さず仕上げるかという風に審美的な点を重要視している。

病院選びのポイント

美容クリニックを受診する際は、受けようと考えている治療法を扱っているか事前にホームページで確認することが大切です。また、評判(口コミ)などで、よい意見が多いところを選びましょう。

ホクロは深く削りすぎると皮膚が陥没する恐れがあり、浅すぎると効果があまりなく再びホクロが出てきてしまうことがあります。

多少のホクロが残るのはとり忘れではなく、長く残る傷跡ややけど跡を防止するためで、その残りのホクロが再発の原因となる場合が多いです。

除去するだけではなく、ホクロが再発した場合のために何年かの保障制度があるクリニックを選ぶとより安心できます。

悪性腫瘍が疑われる場合は皮膚科を受診することをお勧めします。初期の段階では自覚症状はほぼなく、ホクロと見分けることは非常に困難であるため、少しでも疑いがある場合は、皮膚科を選んだ方が安全です。

値段の相場について

審美目的の治療になると保険適用外となります。ホクロの大きさによって料金の幅は広いですが、3㎜未満のホクロ1つにつき5000円~10000円、5㎜以上で6000円~80000円程度が相場です。

美容クリニックでは、大きさに問わず、何個でいくらという風に価格設定を行っている場合もあります。知人がすでに通っているクリニックで紹介制度を利用すると、安くなるクリニックもあります。

医師が悪性腫瘍と判断した場合は、保険が適用されます。

ホクロの除去方法

ホクロは普段見えている表面の盛り上がった部分だけでなく皮膚の奥にまでその組織が形成されています。再発しないように完全に取り除くには、側面だけでなく根元まで効果を及ばせることが必要です。

クリニックによって受けられる治療は異なりますが、治療法を3つ紹介します。

炭酸ガスレーザー

炭酸ガスレーザーは、レーザーを当てることにより熱エネルギーを発生させ、蒸散によって瞬時にホクロの組織を取り除く方法で、切開するよりも傷が残りづらい治療法です。

出血もほぼ起こらず短時間で治療が終了するもので、比較的小さく浅めのホクロを取るのに使われます。

炭酸ガスレーザーは皮膚の深部までは到達しないため、余計な組織を傷つける心配がありませんが、あまりに深い根のホクロだと除去しきれず再診が必要になるケースがあります。

治療直後は数日のカサブタを経て、6ヶ月ほどで元の皮膚にもどります。

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電気メス(電気凝固法)

電気メスは、高周波の電気メスで、ホクロを熱によって焼きながら削り取る方法です。短時間で終わるので、比較的価格を安く済ませることができます。

炭酸ガスレーザーでとることが難しいような盛り上がったホクロにも有効ですが、やはり根が深いと取り切れない場合があります。

大きいホクロであると凹みが残る可能性が高くなるため、小、中程度の大きさに適していると言えます。

傷跡は、炭酸ガスレーザーと同様で直後は軽い焦げ跡がありますが、だんだんピンク色の跡となってから元の肌の色へと近づいていきます。

手術(切除縫合法)

切除縫合法は、メスを使ってホクロを切り抜いて周りの皮膚を縫い合わせる方法で、主に大きなホクロで用いられます。

凹みや傷跡が目立ちづらい点と、自然に傷が閉じるのを待つ前に縫いあわせることから、治りが早い点がメリットといえます。再発のリスクも炭酸ガスレーザーや電気メスより低いです。

しかし、抜糸のための再来院が必要な点とホクロの場所と大きさによっては皮膚が縫合により引っ張られる可能性がある点には注意が必要です。

切除縫合法の施術は、大抵麻酔を用いて行われるため、治療中はほぼ痛みを感じることはありませんが、直前に麻酔をホクロに注射される際の痛みがあります。

治療後の痛みはあっても数日で、日常生活の妨げになることはほとんどありません。

どの治療法でも、治療後は保護テープを貼られることが多いです。顔の施術を受ける予定で気になる方はマスクを持参することをおすすめします。

ホクロ除去後のケアと回復

ホクロ除去後は、よりきれいに治すためにアフターケアを丁寧にすることが大切です。

ホクロ除去後のケア方法

治療直後に医師からケア方法を伝えられますが、10日程度は処方された軟膏を塗布し、乾燥しないようにテープで保護するというケースが多いです。

除去後に皮膚ができあがってきた段階では紫外線の影響をかなり受けやすくなっています。さらに、かくことでの刺激によっても色素沈着が起こる可能性が高くなります。

ホクロの再発を防ぐためには、紫外線対策と摩擦を避けることを意識しましょう。

紫外線対策

ホクロ除去が顔の場合、具体的な紫外線対策は次のようなものです。最低3か月は、対策を行うことをおすすめします。

  • 保護テープの上から日焼け止めクリームをぬる
  • 外出時は日傘をさす
  • つばの広い帽子をかぶる

傷あと保護用のUVカットテープは、通販で購入することもできます。また、紫外線の強い夏場を避けて、12月、1月、2月ごろに治療を受けるのもよいです。

摩擦を避ける

毎日の洗顔や保湿クリームを塗るときもなるべく摩擦を与えないことを意識し、優しい力で行います。かさぶたは無理にはがすと治りかけていた傷が悪化してしまうため、自然にはがれることを待ちましょう。

かさぶたがなくなったらハイドロキノンクリームを使用することもおすすめです。ハイドロキノンとはシミやニキビ跡に用いてメラニンの生成を抑える働きがあり、ホクロ除去後の跡についても効果が期待できます。

ホクロ除去後の回復期間と注意事項

ほとんどの場合3~6ヶ月程度は、赤身や凹みが続きます。除去後は大抵強い刺激を与えないように気を付ければ、当日からの入浴、洗顔が可能です。保護テープの上からならば当日からメイクもできます。

まとめ

ホクロの種類とそれぞれの治療法を理解しておくこと、治療法や評判(口コミ)などから病院の情報収集に時間をかけることが大切です。

  • 炭酸ガスレーザーは、レーザーを当てることにより熱エネルギーを発生させ、蒸散によって瞬時にホクロの組織を取り除く方法
  • 電気メス(電気凝固法)は、高周波の電気メスでホクロを熱によって焼きながら削り取る方法
  • 手術(切除縫合法)は、メスを使ってホクロを切り抜いて周りの皮膚を縫い合わせる方法

ホクロを自分で取り除こうとすることは絶対にやめましょう。

ハサミやカッターなどの刃物で切り取る際に、周りの組織を不必要に傷つけてしまうことで、雑菌が入り込むことから感染症にかかることも考えられます。
針を熱してあてる方法も、やけどや水ぶくれになる可能性が高く非常に危険な行為です。

信頼できるクリニックで、医師と相談し、メリット、デメリットの説明をよく受けたうえで納得できる治療を受けましょう。

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