アロマオイルにはさまざまな種類があり、香りや特徴、使い方などもさまざまです。ローズのよい影響や使い方を知っていますか。
どのようなよい影響があって、どのように使えば効果的に使えるのか知りたいですよね。
ここでは、アロマテラピー検定取得に向けて勉強中の私が、「ローズ」について初めて使う人に向けてわかりやすく紹介していきます。おすすめの使い方も参考にして、お気に入りのアロマオイルを見つけてください。
アロマオイル「ローズ」とは?

ローズのアロマオイルは、500種類以上の成分から構成され「花の中の女王」「香りの女王」などと呼ばれています。古代の「ギルガメッシュ叙事詩」に「薔薇は永遠の命」という言葉があるほどです。
ローズには、二重の花を咲かせるダマスクローズや花の見た目がキャベツに似ているキャベジローズなどがあります。抽出法の違いによって「ローズオットー」と「ローズアブソリュート」があります。
・水蒸気蒸留法で生成している。
・1kgの精油を抽出するのに、朝摘みのローズ約3~5tが必要で希少性が高い。
・スキンケアや体のトラブル解消に向いている。
・溶剤抽出法で生成している。
・ローズの濃厚な香りになるため、香りを楽しむ使い方に向いている。

アロマオイル「ローズ」の基本情報

ローズのアロマオイルの基本情報は、次の通りです。
学名 | Rosa damascena(ダマスクローズ) Rosa centifolia(キャベジローズ) |
科名 | バラ科 |
抽出部位 | 花 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 溶剤抽出法 |
芳香化学成分(主な成分) 水蒸気蒸留法 | モノテルペンアルコール類 ・シトロネロール(40~50%) ・ゲラニオール ・ネロール など |
芳香化学成分(主な成分) 溶剤抽出法 | フェノール類4% ・フェニルエチルアルコール(50%以上) モノテルペンアルコール類 ・シトロネロール ・ネロール など |
香り | 甘く華やかなフローラルの芳 |
ノート | ミドルノート~ベースノート |
香りの強さ | 強い |
相性のよいアロマオイル | イランイラン クラリセージ ゼラニウム フランキンセンス ベルガモット ラベンダー ローマンカモミール など |

アロマオイル「ローズ」のよい影響とおすすめの使い方

ローズのアロマオイルは、500種以上の成分で構成され、優しい優雅な花の香りは幸福感を与えます。
ローズの心や体、肌に与える影響と使い方を紹介します。これからローズを購入したり、使ったりするときの参考にしてください。
心に働きかける
ローズの華やかな香りは、孤独感やショックなど傷ついた心を癒すなど、感情のバランスを取り戻す効果が期待できます。また、内面の強さを引き出し、幸福感を与えます。
アロマディフューザーを利用して室内に香りを拡散させたり、直接ビンから吸入したりするのがおすすめの使い方です。
体に働きかける
血液浄化作用やホルモンバランス調整作用、月経不順の緩和など女性特有の悩みにも役立ちます。女性の魅力を引き出すパワーがあり、女子力アップにも期待できます。
お風呂に1、2滴入れて入浴するのが、おすすめの使い方です。月経不順の緩和に効果が期待できるだけではなく、心も癒されます。
肌に働きかける
血行促進や肌の活性化が期待でき、美しい肌を保ちます。エイジングケアにも適しています。
化粧水や乳液などにローズのアロマオイルを1滴垂らして使用するのが、おすすめの使い方です。
妊娠中は、慎重に使ってください。


アロマオイル「ローズ」のまとめ
ローズは、優雅な香りだけではなく、鎮静、高揚、抗うつ、モチベーションアップ、血液浄化、ホルモン調整、強壮(神経、子宮)、抗菌、血行促進、保湿など、さまざま効果が期待できます。
ただし、アロマオイル(=エッセンシャルオイル=精油)は医薬品ではないので、効果を保証するものではないことを理解した上で、生活スタイルに合わせて、ローズを生活の中に取り入れてみてください。

