【アロマオイル:ユーカリ(ラディアータ)】おすすめの使い方をわかりやすく紹介

アロマオイルにはさまざまな種類があり、香りや特徴、使い方などもさまざまです。ユーカリのよい影響や使い方を知っていますか。

どのようなよい影響があって、どのように使えば効果的に使えるのか知りたいですよね。

ここでは、アロマテラピー検定取得に向けて勉強中の私が、「ユーカリ」について初めて使う人に向けてわかりやすく紹介していきます。おすすめの使い方も参考にして、お気に入りのアロマオイルを見つけてください。

「アロマオイル」とわかりやすいように使っていますが、本文中の「アロマオイル」は、合成香料が含まれていない植物から抽出した100%天然の「エッセンシャルオイル(=精油)」のことを指しています。

目次

アロマオイル「ユーカリ」とは?

ユーカリは、高さ10m以上になる常緑樹で、葉はかたくて濃い緑色をしています。900種近くの種類が存在すると言われ、オーストラリアだけではなく、スペインやブラジル、ロシア、中国など広い地域で栽培されています。

水分を吸い上げる力が強く、湿地に植えると大地を乾燥させるほどです。防虫作用や抗菌作用があり、蚊の繁殖を抑えマラリア拡大阻止のために活用されました。

清涼感のあるユーカリの香りは、気分を爽快にします。

アロマオイル「ユーカリ」の基本情報

ユーカリの基本情報は、次の通りです。

学名Eucalyptus radiata
科名フトモモ科
抽出部位
抽出方法水蒸気蒸留
芳香化学成分(主な成分)オキサイド類
 ・1,8-シネオール(約70~80%)
モノテルペン炭化水素類
 ・リモネン、α-ピネン、ミルセン
モノテルペンアルコール類
 ・α-テルピネオール
香りほのかな甘さ
爽快感
ノートミドルノート
香りの強さ強い
相性のよいアロマオイルティーツリー
マジョラム
ラベンダー
レモン
ローズマリー など

アロマオイル「ユーカリ」のよい影響とおすすめの使い方

ユーカリは、抗菌力や鎮痛、消炎作用だけではなく、免疫調整の作用もあります。刺激成分も少なく、すっきりした清涼感のある香りで幅広く使われています。

ユーカリの心や体、肌に与える影響と使い方を紹介します。これからユーカリのアロマオイルを購入し、使うときの参考にしてください。

注意! アロマオイル(=エッセンシャルオイル=精油)は医薬品ではないので、効果を保証するものではありません。ご了承ください。

心に働きかける

ユーカリの清涼感のある爽やかな香りは、頭をすっきりさせる効果が期待でき、前向きな気持ちにさせてくれます。また、情緒を安定させて、集中を助けてくれます。

直接ビンから吸入したり、空気中に散布したりする芳香浴がおすすめです。バスタブにユーカリのアロマオイルを1、2滴入れて沐浴するのも心に働きかけます。

鎮静、抗うつ、明晰 など

体に働きかける

ユーカリの7~8割を占める1,8-シネオールには、抗菌や抗炎症、免疫調整作用があります。感染症やアレルギー性の症状をケアする働きが期待できます。

抗菌、殺菌、消毒、抗炎症、免疫調整、鎮痛、消炎 など

肌に働きかける

ユーカリには、傷口や湿疹、やけどなどの際、肌に直接塗布することで、細菌の増殖を防ぎ、膿を抑える働きが期待できます。炎症も抑えたり、肌の再生を促進させます。

体に塗布するとき、敏感肌や小さい子どもでなければ、薄めずに使うことができます。足裏やツボ、患部などに1、2滴塗って使うとよいです。

抗炎症 など

暮らしの中で

ユーカリは、スイートオレンジのように、暮らしの中で使えるアロマオイルです。拭き掃除のとき、バケツの水に2、3滴ユーカリのアロマオイルを垂らして使うと、抗菌作用があるため部屋を清潔に保つことができます。

洗濯のときには、3~5滴ユーカリのアロマオイルを加えて洗うことで、衣類のにおいを取り去ることができます。

抗菌 など

アロマオイル「ユーカリ」のまとめ

ユーカリは、鎮静、抗うつ、明晰、抗菌、殺菌、消毒、抗炎症、免疫調整、鎮痛、消炎など、さまざま効果が期待できます。

ただし、アロマオイル(=エッセンシャルオイル=精油)は医薬品ではないので、効果を保証するものではないことを理解した上で、生活スタイルに合わせて、ユーカリを生活の中に取り入れてみてください。

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