初めてのイタリア旅行をわかりやすく紹介!

みなさんは、イタリアの世界遺産登録数が世界一ということを知っていますか。この数が示すように、イタリアには数え切れないほどの魅力があります。

ただ、初めてイタリアに旅行に行くとき、どこを観光すればよいのか、おいしい食べ物は何か、気を付けなければならないことなど知らないことが多いですよね。

ここでは、イタリアの文化や歴史、おすすめの街、おいしいイタリア料理などたくさんの魅力を紹介するだけではなく、イタリア旅行に必要な持ち物やイタリアの治安についても紹介していきます。

初めてのイタリア旅行で、最高の思い出を作ることができるように、おすすめしたいポイントやアドバイスも伝えますので、ぜひイタリア旅行の参考にしてください。

目次

イタリアの文化や歴史

イタリアはローマ帝国時代から続く、2700年という長い歴史を持つ国です。イタリアでは、レオナルド・ダ・ヴィンチやガリレオ・ガリレイといった歴史上重要な人物をたくさん輩出してきました。

そして、イタリアは、カトリック教会を最大派閥としたキリスト教の国です。街の中にはたくさんの教会が存在し、中に入ることも基本的に自由です。

教会の中で大きな声で話したり、ミサの邪魔をしたりするような行為は決してしないように気をつけましょう。

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イタリアのおすすめの街

イタリアには北から南まで素敵な街がたくさんありますが、ここでは初めてのイタリア旅行で、絶対に外せない街ローマとフィレンツェの2つとその観光スポットを紹介します。

ローマ

ローマはとにかく見どころが満載です。イタリア旅行の魅力が詰まっている街といっても過言ではありませんので、少なくても観光に丸3日はほしいところです。

コロッセオ

ローマといえばコロッセオは外せません。外観だけなら料金はかかりませんが、コロッセオの中に入るには、チケットの事前購入が必要です。

スペイン広場

「ローマの休日」のロケ地で有名な広場です。現在は、映画のように階段に座ってジェラートを食べることが禁止されているので、ご注意ください。

真実の口

「ローマの休日」といえば、ここでのシーンを思い出す方も多いのではないでしょうか。

トレビの泉

コインの投げ方や枚数によって、願い事の意味が変わってくるといわれています。

バチカン市国

ローマ・カトリック教会の総本山で、都市国家です。サン・ピエトロ寺院の中などはとても神聖な場所ですので、肩が出ていたり、太ももが出ていたりする服装はNGです。

バチカン美術館も有名ですが、混雑が予想されますので、事前に公式サイトから予約しておきましょう。

フィレンツェ

花の都フィレンツェと呼ばれるのにふさわしい、優雅で美しい街です。「冷静と情熱のあいだ」という映画のロケ地となり、日本人女性の間でもとても人気のある街です。

街のシンボルのドゥオモ(大聖堂)のクーポラ(丸い屋根)をはじめ、街全体がオレンジ色に輝き、まるで屋根のない美術館のようなたたずまいに感動させられることでしょう。

ドゥオモ(大聖堂)

フィレンツェの代名詞的な大聖堂です。ドゥオモの上からの眺めも素晴らしいですが、隣に建つジョットの鐘楼に登って、そこからドゥオモを眺めるのもおすすめです。

ウフィツィ美術館

「ヴィーナスの誕生」といった、世界的に有名な作品を目にすることができる美術館です。こちらも長蛇の列は避けられませんので、公式サイトから予約しておくといいでしょう。

ミケランジェロ広場

フィレンツェの街全体を、丘の上から眺めることのできる絶景スポットです。ここからの景色は、絵葉書やポスターなどに必ずといっていいほど使われるくらい、素晴らしい眺めです。

イタリアのおすすめ食べ物

初めてのイタリア旅行では、食事も大きな楽しみの1つではないでしょうか。本場の味に感動することはもちろんのこと、日本でのイタリア料理との味の違いなどを比べるのも楽しいかもしれません。

日本でも有名な物が多いですが、ぜひ本場イタリアで味わっていただきたい料理をいくつかあげます。

生ハム

今まで食べていた生ハムは何だったのと感じるくらい、イタリアで食べる生ハムは絶品です。

モッツァレラチーズ

あまりのクリーミーさに驚きます。塩とオリーブオイルをたっぷりかけて食べることをおすすめします。

カルボナーラ

イタリア本場のカルボナーラは、生クリームを使用しません。卵とペコリーノチーズ、グアンチャーレ(豚の頬肉)の濃厚な味のハーモニーをお楽しみください。今までもっていたカルボナーラの概念が変わるかもしれません。

イタリアでパスタを食べる時はスプーンを使わずに、フォークだけで巻いて食べるのが一般的です。また麺類をすする音を出すことは、大きなマナー違反になりますので、気をつけてください。

ピザ

ピザも地方ごとに、生地の厚さが異なったり、トッピングする具材に特色があったりとバリエーションに富んでいます。その地方のピザを味わってください。

ティラミス

マスカルポーネチーズをたっぷりと使ったイタリアでもメジャーなデザートのひとつです。お腹がいっぱいでもあまりの美味しさに、まさしく別腹で完食まちがいなしです。

イタリアワイン

イタリアはワインも有名です。レストランでもハウスワイン(vino della casa ヴィーノ デッラ カーサ)を注文すれば、数ユーロで美味しいワインを楽しむことができます。

赤ワイン:rosso(ロッソ)
白ワイン:bianco(ビアンコ)

イタリアの治安と2つの注意点

イタリアは諸外国と比べても、銃犯罪や暴力的な犯罪は少ない傾向にあります。しかし、観光客が巻き込まれてしまう犯罪や事件も起きています。特に注意してほしい2つの注意点をお知らせします。

スリに注意

人気の観光地など人混みの中では、スリに常に注意が必要です。バッグ類はリュックなどでも、必ず体の前に持つことをおすすめします。

地下鉄やバスの中は要注意で、特に出入り口付近が危険ですので、出入り口付近には立たないようにします。盗まれて外に逃げられてしまったら、どうにもなりません。

ターミナル駅の治安に注意

意外かもしれませんが、イタリアの大きなターミナル駅周辺は治安が悪い傾向にあります。

ミラノの中央駅などは治安の悪化が深刻で、昼間でも観光客が強盗にあったり、早朝の駅で性被害の事件が起きたりしています。駅でチケットを購入する際などにも、常に荷物の管理には気をつけてください。

イタリアの気候とおすすめの服装

初めてのイタリア旅行では、その季節の天候や服装に迷われるかと思います。ここではイタリアの気候の特徴を踏まえて、おすすめの服装を紹介します。

イタリアの気候と観光

イタリアは地中海性気候で、温暖で雨が少ないと言われています。日本と同様に四季があり、季節の移り変わりを楽しむことができる国です。

春(3月〜5月)と秋(9月〜11月)

イタリア観光をするには最適の季節です。イタリアの観光は、歩き回るのが基本なので、気温が高すぎず低すぎない春と秋は、観光するにはベストシーズンといえます。

夏(6月〜8月)

日差しも強く暑くなりますが、イタリアは湿度が低いためカラッとしているため、日本の夏と比べると驚くほど快適で過ごしやすいです。

街の中も活気にあふれ、レストランやカフェも屋外にテーブルを出して、青空の下で飲食を楽しむことができます。一番イタリアのよさを感じられる季節です。

冬(12月〜2月)

冬は気温も下がり寒くなります。冬は人が少ないので、ゆっくり観光できるメリットがあります。

12月から1月にかけては、街の中はクリスマスのイルミネーションで華やかになります。この情緒ある雰囲気を味わえるのはこの時期だけですので、冬のイタリア旅行も楽しむことができます。

季節ごとのおすすめの服装

ローマと東京の気温は、1年間を通してだいたい同じくらいですので、服装を選ぶ際には、東京の気温を参考にするとよいです。

春(3月〜5月)と秋(9月〜11月)

肌寒い日もあったり、暑く感じる日もあったり、体温調節が難しい季節です。その都度、脱いだり着たりできる上着などを準備することをおすすめします。軽めのダウンジャケットや、スウェットがあると便利です。

夏(6月〜8月)

日本同様に暑くなりますが、朝の気温が低いのが特徴です。午前中から観光することを考えると、簡単に羽織ることのできるカーディガンなどがあるとよいです。

冬(12月〜2月)

しっかりとした防寒着が必要になります。マフラーや手袋、帽子なども必要です。足元もとても冷えますので、厚めの靴下やブーツもおすすめです。

イタリアは石畳の道が多いため、慣れないと歩きにくく感じます。季節を問わず、スニーカーなど歩きやすい靴で観光することをおすすめします。

イタリア旅行でおすすめの持ち物

旅先では終わったあとに、あれがあれば便利だったなと感じることがよくあります。世界中を旅してきた経験から、初めてのイタリア旅行で持って行きたい物や、あると便利な物を紹介します。

必ず持っていきたい物

旅行先で安心して過ごすことができるように、次の3つは必ず持っていくことをおすすめします。

言葉が分からない国で、自分に合った薬を購入するのは困難です。風邪薬や頭痛薬、胃腸薬など飲み慣れている薬は必ず持つようにします。

コンセント変換プラグ

イタリアと日本では、コンセントの形状が異なります。旅先で「スマホの充電ができなかった」ということは近頃ではないかもしれませんが、忘れないようにしましょう。

証明写真

万が一、盗難に遭うなどしてパスポートを紛失してしまうと、現地で再発行が必要となります。その際に、日本のパスポートサイズの証明写真が必要となります。

慣れない街で証明写真を撮ってくれる店を探すのはとても大変ですので、1枚照明写真を持っていくことをおすすめします。

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あると便利な物

必ず持っていきたい物ではありませんが、持ち物に余裕があれば持っていきたい便利な物を2つ紹介します。

携帯湯沸かし器

どんなにイタリア料理が美味しくても、毎日イタリア料理となると胃が疲れてしまい、日本の味が恋しくなります。携帯湯沸かし器があれば、持参したカップラーメンやお味噌汁をホテルの部屋で食べて、ほっとすることができます。箸はありませんので、割り箸も忘れずに持っていきましょう。

経口補水液やスポーツドリンクの粉末

初めてのイタリア旅行で、緊張や疲れから体調を崩してしまうことも考えられます。そんな時は、経口補水液やスポーツドリンクがあると安心です。食欲がなくても水分補給は大切です。せっかくの旅行ですが、無理はせずにしっかり休んで水分を取りましょう。

イタリアまでの航路

日本からイタリアまでは直行便か、乗り継ぎ便があります。現在はイタリアの航空会社「 ITA AIRWAYS」 だけが直行便の運航をしています。直行便と乗り継ぎ便の、メリット・デメリットを紹介します。

直行便

何といっても直行便のメリットは、楽なことです。乗り継ぎが無い分、移動時間も短縮できて、慣れない空港での乗り継ぎの心配もありません。最近問題になっている、ロストバゲージ(荷物の紛失)の確率も下がります。

デメリットとしては、チケット代が乗り継ぎ便と比較するとかなり高くなることです。予算に余裕がある人は、迷うことなく直行便でイタリアに行くことをおすすめします。

乗り継ぎ便

直行便と比べて時間が余計にかかることや、乗り継ぎ時間が心配になる、といったことがデメリットになります。しかし、直行便と比べてチケット価格が安いことは大きなメリットです。

時間と予算に余裕があれば、ストップオーバー(途中降機)と呼ばれる制度を利用することをおすすめします。イタリア旅行に行きながら他の国も観光できてしまう一石二鳥の旅が可能になります。

ストップオーバー:目的地に向かう途中の乗り継ぎ地24時間以上滞在すること

旅のスタイルや予算に合わせて、直行便か乗り継ぎ便にするかを決めるとよいです。

まとめ

イタリア旅行に行って必ず行ってほしいおすすめの街は、ローマとフィレンツェです。ローマの観光スポットは、次のとおりです。

  • コロッセオ
  • スペイン広場
  • 真実の口
  • トレビの泉
  • バチカン市国

フィレンツェの観光スポットは、次のとおりです。

  • ドゥオモ(大聖堂)
  • ウフィツィ美術館
  • ミケランジェロ広場

旅行の楽しみは、観光とともに食事です。日本でもイタリア料理は食べられますが、ぜひ本場のイタリアで味わってください。

  • 生ハム
  • モッツァレラチーズ
  • カルボナーラ
  • ピザ
  • ティラミス
  • イタリアワイン

海外旅行に慣れていない人は、以下の持ち物を持つようにすると安心です。

  • コンセント変換プラグ
  • 照明写真
  • 携帯湯沸かし器
  • 経口補水液やスポーツドリンクの粉末

イタリアにはたくさんの魅力がありますので、実際に肌で感じてほしいです。治安の面など少し驚くことはありますが、気をつけていれば問題ありませんので、安心してイタリア旅行を楽しんでください。

初めてのイタリア旅行が、素敵な旅になりますように。

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