ショッピングモールやネット広告でよく見るウォーターサーバー。見たり聞いたりすると便利そうだけど、高いものではないかと心配な人が多いのではないでしょうか。ここでは、初めての人に向けて、初心者でもわかりやすくウォーターサーバーを厳選して紹介します。どちらも天然水のメーカーです。
ウォーターサーバー

ウォーターサーバーと言っても、どのようなものが届くのか、どのようなプランなのかわからない人が多いでしょう。届くもの、プランなどを簡単に紹介します。
- 水(ボトル) 月24L(約4,000円)
- サーバー本体 レンタル(無料)
- オプション
- 契約期間 2~3年
ウォーターサーバーは、サーバー本体に配送される水(ボトル)を設置して利用します。水はサーバー本体で冷やされたり温められたりして、冷水や温水が直接出てきます。その都度冷やしたり、沸かしたりする必要がなくとても便利です。
水(ボトル)は、毎月一定量(24L)以上の水の注文を課しているメーカーがほとんどです。サーバー本体は基本的にレンタルで、無料になっています。
オプションは、機能やデザインの違うサーバーに変更したり、故障時などの補償などを追加したりする場合につけることができます。オプションは基本的に有料となるので、金額を安く抑えたい場合は不要です。サポート補償は、メーカーによって強制的に加入させられることもあるので、事前に確認しましょう。
契約(規定利用)期間は、2~3年の契約が主流となっています。契約期間があることで、水代が安くなる傾向にあります。
水の種類

ウォーターサーバーで販売されている水は、天然水とRO水です。水によって味や飲み口が大きく違います。初めてウォーターサーバーを考えている人は、そのメーカーがどちらの水を販売しているのか確かめておきましょう。
天然水
天然水は、自然から採水した原水です。自然の原水のため、カルシウム、バナジウム、カリウムなど様々なミネラル成分が入っています。採水した原水は、最低限の処理をし、国の基準をクリアしてから市場に出回ります。
天然水は、採水する地域によって水の硬度やミネラルの成分量が違うため、口当たりや後味などが変わってきます。
ボトルはソフト素材が多く、使い捨ての場合が多いです。
RO水
RO水は、メーカーによって違いますが、水道水などを「RO膜」というフィルターでろ過し、不純物やミネラルを取り除いた水(純水)です。もとが水道水などを使っているため、天然水より安く出回っています。
純水のためミネラルなどの成分は入っていませんが、メーカーによってミネラルを添加している場合もあります。
ボトルはハード素材が多く、使用後はメーカーが回収してリサイクルされることが多いです。
申し込み時の注意点

申し込みをするときの注意点を整理しました。以下のようなことを今一度確かめてみることをおすすめします。
配送
水ボトルの送料が0円でも、利用する水ボトルの種類、配送地域によって追加料金がかかることもあります。住んでいる地域が該当しているかどうか確かめましょう。
多くのメーカーが月1回程度の定期配送を条件としている場合ががほとんどです。一定期間、一定量の注文がないと追加料金が発生する場合があるので、ノルマを達成するだけの水を消費できるのか生活を振り返ってみてください。
本体サーバー
機能やデザインに凝った本体サーバーであれば、追加料金が発生します。安心できる冷水、温水がほしい場合は、本体サーバーにこだわる必要はありません。常温の水が出る機能がほしい、インテリアに合うデザインがほしいなど、追加料金に納得できるのであれば、検討してみてはいかがでしょうか。
プラン選び
多くのメーカーが、契約期間の年数やオプションの有無などで、月額料金が変わるプランを採用しています。自身の生活や目的に合ったプランを選びましょう。
支払い方法
支払いは、クレジットカードや代引きなど、メーカーによって利用できる方法が違います。ただし、支払い方法によって、手数料が発生することがあります。
プレミアムウォーター

プレミアムウォーターは、水の注文ノルマはありますが、ランニングコストが水代だけです。有料サポートもあり、補償等を充実させたい人にはおすすめです。
水の種類
水の種類は、非加熱処理の天然水です。100%天然水のプレミアムウォーターは、原水と管理の行き届いた採水施設をもつことで、大自然の恵みそのままを提供しています。
採水地は、富士吉田、富士、北アルプス、岐阜北方、吉野、朝来、金城、南阿蘇があります。採水地によりミネラル成分の含有量が違うため、好みの水を選ぶ楽しみがあります。ただし、追加料金がかかるものもあり、事前に確認する必要があります。
本体サーバー
- 冷水温度 約6.4℃
- 冷水内部タンク 2.4L
- 温水温度 約81.0℃
- 温水内部タンク 1.8L
- タンク位置 本体上部
- 1時間当たりの電気代 約1.01円
- 稼働音 (平静時)42.3dB (注水時)59.6dB
水ボトルはソフトタイプで、タンク位置が本体上部にあるため、設置するためには力が必要です。実際に使いましたが、水ボトルを段ボールから本体サーバーに設置するために、持ち上げるのは大変です。
プラン
- 初期費用 3,300円(キャンペーンで0円の場合あり)
- サーバーレンタル料 0円
- 水配送料 0円(地域によって有料)
- 最低利用料 月24L(3,974円~)
「ずっとPREMIUMプラン」は契約年数が3年間と長めですが、「基本プラン」と比べて12L当たり259円安くなります。

コスモウォーター

コスモウォーターは、料金システムがはっきりしていて、水の料金以外は基本的に0円です。補償オプションも任意で加入を選ぶことができます。
水の種類
採水地は、静岡、京都、大分とあり、新鮮な天然水を届けるために、最寄りの採水地から自宅まで直送されます。コスモウォーターの天然水は軟水で、赤ちゃんから大人まで、美味しく健康に利用することができます。
本体サーバー
- 冷水温度 約6.9℃
- 冷水内部タンク 1.6L
- 温水温度 約85.5℃
- 温水内部タンク 1.25L
- タンク位置 本体下部
- 1時間当たりの電気代 約1.10円
- 稼働音 (平静時)42.1dB (注水時)48.6dB
水タンクは本体下部に入れるタイプですので、重い水タンクを設置する際に持ち上げる必要がありません。重いものを持ち上げることが難しい人にはおすすめです。
プラン
- 初期費用 0円(限定色選択の場合は2,200円)
- サーバーレンタル料 0円
- 水配送料 0円(北海道は1本216円)
- 最低利用料 月24L(4,104円~)
「安心サポート」では、破損・故障補償、引っ越し時の本体回収と新本体提供、被災時に水ボトル2本の無償提供サービスを月々110円で受けられます。
まとめ
初めてのウォーターサーバーはどうだったでしょうか。サーバー本体はレンタルで無料ですので、天然水とRO水で違いが出てきます。自然のものにこだわりたいなら天然水が、少しでも支払いを安くしたいならRO水がおすすめです。また、メーカーによってオプションに違いがあるので、気になる方は詳しく調べてみてください。
基本的には、初めてのウォーターサーバーであれば、「プレミアムウォーター」と「コスモウォーター」のどちらかがおすすめです。検討してみてください。
