はじめての新型コロナウイルス感染

初めて新型コロナウイルスに感染したとき、どのような症状が出て、どのくらいでその症状がよくなるのか心配になりませんか。ここでは、私の体験をもとにしながら、新型コロナウイルス感染症の症状を紹介します。もし新型コロナウイルスに感染したときの、一つの参考になればよいです。

目次

症状

新型コロナウイルスに感染して何らかの症状が出た人のうち、約80%の人は症状が比較的軽いまま回復するそうです。

WHO=世界保健機関によると約15%の人が、呼吸困難やせきなどが悪化し酸素吸入や入院での治療が必要な状態になるとされ、さらに約5%の人が、集中治療が必要な重篤な状態になるとされています。

新型コロナウイルス感染症は、病院に行っても対症療法のため、私は自宅療養をすることにしました(新型コロナウイルス陽性かどうかは、検査キットで確認)。私は、症状が比較的軽いまま回復し、体調異常を感じてから4~5日程度で回復に向かいました。

新型コロナウイルスに感染したときの症状は、以下のようなものです。

発熱

熱は、最高で38.6℃まであがりました。高熱のためかとてもだるく、食欲も出ませんでした。熱が上がってから下がるまでは、約3日間

家にあった佐藤製薬の「リングルアイビーα200」で様子をみました。症状が軽症であったためか、「リングルアイビーα200」で十分効果がありました。

悪寒、寒気

感染はお盆明けで暑い中でしたが、高熱とともに寒気がしました。半袖、半ズボンではいられず、スウェットを着て、布団にくるまっていました。体は熱いのに寒気がする状態で寝ていたので、汗をたくさんかきました。

倦怠感、だるさ

倦怠感やだるさは、熱が下がるまで続きました。だるいため、布団から起き上がるのも、トイレに行くのもだるかったです。

友人は、新型コロナウイルスに感染したとき、倦怠感やだるさが2週間近く続いたと話していたので、症状は人によって違うようです。

のどの痛み

発熱しているときはそれほど感じなかったのですが、熱が下がってきた頃からのどの痛みを感じるようになりました。せきはそれほど出なかったのですが、せきが出ると痰(たん)がからんで苦しかったです。初めて新型コロナウイルスに感染し、のどの痛みが最後まで残った症状です。発症から5日後くらいによくなりました

鼻づまり

鼻づまりは、少しだけ気になった症状です。特に苦しいわけではなく、いつもより鼻がつまっていると感じるくらいの症状でした。

現われなかった症状

頭痛、味覚・嗅覚の異常、息切れ、下痢などが見られることもあるそうですが、私にこのような症状は現われませんでした。

子どもの感染

多くの子どもは、大人に比べて重症化する割合は少なく、感染しても症状が出ないか、症状が出ても軽くすむと言われています。

ただ、感染のしやすさは大人とほとんど変わらなく発症した場合は、大人と同じく発熱やせき、息切れなどの症状が出て、一部では腹痛や下痢などもみられるということです。

WHO=世界保健機関によると、心臓や肺の病気、高血圧、ぜんそく、糖尿病、がんなどの持病がある場合は、重症化するリスクがあるそうですので、一概に子どもだから大丈夫というわけではありません

感染症対策

感染症対策に努めていても、感染してしまうことはありますが、少しでも感染リスクを下げるために、一人一人の手洗いやマスクの着用などが大切です。

こまめな手洗い

新型コロナウイルス感染症の感染リスクを下げるために、こまめな手洗いが大切です。以下のようなとき、特に手洗いをした方がよいでしょう。

  • 学校や職場など外出してから帰ってきたとき
  • せきやくしゃみ、鼻をかんだとき
  • ご飯を食べる前、ご飯を食べた後
  • コロナ感染者を看病したとき

外出先では、手指消毒が多くの場所でできますので、手洗いができないときはしっかり消毒することを心がけましょう。

マスクの正しい着用

マスク着用の主な目的は、会話や咳による飛沫の飛散や吸い込みを防ぐことです。

近年の研究では、マスクの捕集効率は、布製やウレタン製よりも、不織布素材のマスクの方が高いそうです。また、鼻の部分に金具がある場合は、折り曲げて鼻に沿って着用し、すき間のないよう顔にフィットさせた方がよいでしょう。

厚生労働省では、正しいマスクのつけ方を公開していますので、気になる人はそちらを見てみてください。

その他

3密(密接・密集・密閉)を避けたり定期的に換気したりテレワークを行ったりすることで、感染リスクを下げることができます。ワクチン接種をしたから大丈夫ではなく、ワクチン接種後も、自分でできる感染対策をしていくことが大切です。

まとめ

初めて新型コロナウイルス感染症に感染したときの症状が少しわかったでしょうか。感染してしまう不安もありますが、どのような症状が、どのくらいの期間続くのか、少しでもわかれば不安は少しなくなるのではないでしょうか。

ただ、これはあくまで軽症だった私の症状ですので、必要に応じてかかりつけの病院を受診するなどしてください。

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