20歳になり、アルコール飲料に興味がある人も多いはず。ビールやサワー、梅酒など、いろいろな種類があり、どれをはじめて飲めばよいのか悩みます。今回は、その中でもプレミアムビールをはじめて選ぶ人のために、日本の大手4社のおすすめプレミアムビールを紹介します。ビール会社によって、味わいが違いますので、はじめてのビールだからこそ、少しでもよいものを飲みたいと感じている人は、参考にしてください。
大手4社の看板商品の定番ビールについては、別に紹介しています。
プレミアムビール
プレミアムビールの明確な定義はありませんが、選び抜かれた希少な原料を使うなどこだわりのあるビールのことを言います。そのため、値段は定番ビールよりも割高です。製造するメーカーごとに工夫を凝らしているプレミアムビールのため、コクや香りを愉しむことができるビールが多くあります。
アサヒ「塾撰」

塾撰は、原材料にこだわり、3種類の異なるホップを使用。ホップは、鮮度と品質を保つために、収穫直後に低温保存し、加工しています。酵母は、コクとキレが調和する酵母を使用し、米やスターチにもこだわっています。通常より2.5割も長い時間熟成させることで、余韻のある深い味わいを引き出すほどのこだわりです。優しい味わいながら、麦の味わいが強い濃厚濃密でしっかりと味わえるビールです。
キリン「一番搾りプレミアム」

一番搾りプレミアムは、「一番搾り」と同様に一番搾り麦汁を低温で丁寧に搾ってつくられています。はじめはギフト専用でしたが、現在では飲食店でも味わうことができるようになりました。厳選された東北産ホップ「IBUKI」をふんだんに使用し、発酵過程でも漬け込むこだわりの製法を採用しているビールです。ホップの使用量と配合を最適化し、より深く豊かな香りを愉しむことができます。
サッポロ「ヱビスビール」

ヱビスビールは戦後初の麦芽100%で、副原料をまったく使わず上質な原料だけで造り続けています。さらに、ヱビス専用のヱビス酵母を使用。サッポロビールの研究所が保有する1000以上の酵母の中から厳選した香りを生み出す能力が高い酵母を使用しているのが特徴です。原料に関しては、原料調達のプロが世界各地の協働契約栽培生産者とともに、上質な二条大麦、香りの良いバイエルン産アロマホップを生み出しています。製造ラインでは、技術者がきめ細かな調整をするなど、関わる人すべてが愛情をもって、ヱビスビールを支えています。原料だけではなく、長期熟成の製法にもこだわっているビールです。
サントリー「ザ・プレミアムモルツ」「香るエール」

サントリーといえばプレミアムモルツ(通称プレモル)と想像できるほど、プレミアムビールの代表格のビールです。うまみ成分がたっぷり含まれている「ダイヤモンド麦芽」の味わいを引き出すために、釜での煮出しを二度行う製法を採用。欧州産アロマホップを使用し、華やかな香りを引き出しています。さらに、水にこだわり、自然の地層で濾過され、磨かれてきた天然水をくみ上げ使用しています。プレミアムビールのブームを作ったビールで、深いコクとうまみ、華やかな香り、後味の心地よさが特徴です。
プレミアムモルツ「香るエール」は、爽やかな香り、豊かな味わいを味わえます。希少品種のカリスタホップを使用することで、余韻に磨きがかかっています。フルーティーで爽やかなうまさが特徴で、女性でも飲みやすい味わいです。
まとめ
どのプレミアムビールを選ぶかは、人それぞれです。アサヒ、キリン、サッポロ、サントリーとそれぞれ特徴があり、それぞれ好みがあります。はじめてのプレミアムビールは、これらの特徴を参考にしながら選んでみてください。はじめてのプレミアムビールを味わったあとは、定番ビールなども含めて、いろいろなビールを飲み比べてみるとよいかもしれません。商品によって、たくさんの味わいを感じられるビール。おいしく飲んでください。